ちょっとだけ指に触れた
いや触れてはいな
かったのかも
どっちでもいいや まるで終わる夢のよう
ねえ今どこにいるんだろう
青い蝶の羽の色
鮮やかな虹色に光るってこと
それが本当のことかどうかなんて
僕でもわかってないんだ
急な滑り道
自転車で
思わず目をつぶりそうになるけれど
ぐっとこらえて
目を開ければ広がるパノラマに見つけた青い蝶さあおいで
今度こそって
ちぎれそうなくらいにこの手を伸ばしてみるんだ
目の前も通り過ぎたもの僕が見過ごしてしまったもの
絡まり合って
結び目のように
一つずつ後悔に変わった
片手ハンドル揺らす板
過
ぎ去った感傷に浸ってるの
もうやだ手伸ばして捕まえるよ