僕にとって ほんのささいな
言葉のやりとりも いつも先のことばかり
考
えていたから
あなたにしてみれば
離れてゆくように見えたの
何にもしてあげられない
何にもしてあげられないから あなたの
口うせめ
今だから あなたのやさしさが
わかる
僕にはもう
歌は作れない 僕にはもう
歌は作れない
一枚の絵の中の
路人のように子達の中で
あなたの編んだセーターを着て 午後の光を浴びながら
今僕はあなたのことを 思い出しています
何にもしてあげられない
何にもしてあげられないから あなたの口うせめ
今だから あなたのやさしさがわかる
僕にはもう歌は作れない
僕にはもう歌は作れない
歌は作れない