*・*・* 初音ミク
タイムはかまづる交差点で
僕らは何を手にしていた
裏でだけの言葉たちが
こだまして削り合った
流れ星が落ちてきたら
全部引き飛ばしてしまう
戯言
何も変われなかった
そうやって知らないフリでも
暮れてた汚らないように
視界の隅
削れていく夢の欠片も
気づかないフリして
聞こえないフリして
ほら 過ぎてゆく
高い線の渦の
流れていく街を
深く深く浮かんで
どこに行こう
行き着いた先で
笑うなら
手を繋ごう
夢じゃない
離れた後で
予報を通じて
願いはいつまでも
届かない
変わり続けるこの世界で
僕ら
何を浮かべようか
何を掲げようか
そんな渦はないと願った
目を覚めてみたすべて
ぼんやり光る月みたいに
なんとなく歩けそうで
存在を求めていたのは
僕者の無敵になんだろうか
うちだ
裏返しの世界で
逃げていくその声は
何を探したために届いたの
丁寧に並べていた
本当の言葉
明らかに壊して
確かに聞こえていたのは
涙の発注音
さわめきの中で
僕は泳がった
濁る海で描く花の色を
朽ちたこの空に手を伸ばす
ここにいる
僕らは
一ページ先の未来を伸ばして
閉じた時を手繰り寄せてゆく
変わり続けるこの世界で
僕ら
何を浮かべようか
何を掲げようか
君に会えるだろうか
全てをあの前に
この指で
描いていこう
*・*・* 初音ミク
映像 初音ミク